« 敷金・礼金のしくみ | トップページ | 親の介護をしたことにより遺産は多くもらえるか »

2013年1月28日 (月)

学年に応じた法教育

こんにちは。

高校を中心に、いろいろなところで法律教室をさせていただいています。
「法律教室」といっても大学の法学部で学ぶようなことをするのではなく、
消費者としてするべき賢い選択とは何か、訪問販売などの悪質商法の被害や対処法、
ローンにおける利息計算、労働者の権利などが中心です。

高校生であれば、このようなことはある程度理解できるのですが、
中学生や小学生であれば難しいでしょう。
それでは、小・中学生には法律教室はできないのでしょうか?

私は小・中学生にも法律教室は可能だと考えます。
それは、「ルールを知り、それを守ると同時に創造する」ことを学ぶことです。

「ルールを知り、それを守ると同時に創造する」と表現するととても難しいようですが、
要はグループを作り一緒に遊ぶことを意味します。

こんな場面を想像してみてください。
小学校高学年の子どもたちが数人、集まって「エスケン」という遊びをしようとしています。
なかにはエスケンを知らない子もいるでしょうから、
誰かがそのルールを説明し、みんながルールを理解します(ルールを知る)。
そしてそのルールどおりに遊べば楽しいですね(ルールを守る)。

さらに、その様子を見ていた低学年の子どもが寄ってきて、仲間に入れてほしいと頼みます。
エスケンは人数が多ければそれだけ盛り上がりますから、
高学年の子はルールを説明し、仲間に入れようとします。

しかしここで問題が生じます。

エスケンは片足ケンケンで移動するもので、両足がついてはダメなゲームです。
そこで相手のメンバーとぶつかったり、手で押したりして戦うのですが、
体格で劣る低学年相手ではそれはできません。

この時みなさんならどうしますか?
低学年の子どもは参加させないようにしますか?
それも一つの選択かも知れません。
ただ、それではつまらないと思いませんか。

ここで子どもたちは知恵を絞ります。
相手にぶつかって倒す代わりに、ジャンケンで勝敗を決めることにしました(ルールの創造)。
これなら、体格差に関係なくみんなが遊ぶことができます。

なあんだ、と思われるでしょう。
でもこれなら小・中学生にも理解できます。
ふだんなにげなくやっている(はずの)遊びの場面にもルールがあり、
そのルールを知り、守り、創っていくことの意味付けができれば、
子どもでもルールの意味が分かると思います。

今は単なるアイデアにすぎませんが、いつかこんな法律教室ができればと考えています。

« 敷金・礼金のしくみ | トップページ | 親の介護をしたことにより遺産は多くもらえるか »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

法教育」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 学年に応じた法教育:

« 敷金・礼金のしくみ | トップページ | 親の介護をしたことにより遺産は多くもらえるか »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ